piwikをCentOS6にインストール
piwikとは
piwikはオープンソースのWEBサイトアクセス解析ツールです。
アクセス解析ツールとしてAwstatsを普段使っているのですが、最近はどんなツールが出てきてるのかと探してみたらpiwikを見つけたので、とりあえずCentOS6にインストールしてみました。
Awstatsはログを直接読み取って解析しますが、piwikはWEBサイトにコードを埋め込んで解析するようです。
インストールは下記公式のインストール導入ガイドを参照して実施しました。
http://www.piwikjapan.org/tech/forpj/695
また、動作条件が下記の通りあるので、適正なバージョンのApache/PHP/MySQLが既にサーバにインストール済みという前提で話を進めます。
piwik動作条件
PHP 5.1.3 が動作するWebサーバ & MySQL version 4.1 以上
インストール事前準備
piwik最新版パッケージダウンロード
# wget http://piwik.org/latest.zip # unzip latest.zip
piwikというディレクトリが解凍されます。
piwikをサブドメインで設定したかったので、piwik.ドメイン名 でAレコードを登録後、Apacheでバーチャルホスト設定。 ドキュメントルートは/home/piwik.ドメイン名/htdocs としました。
tmp以下にディレクトリを作る必要があるらしいので、作成 & マニュアル通り権限変更します。
# mkdir ./piwik/tmp/templates_c ./piwik/tmp/cache ./piwik/tmp/assets ./piwik/tmp/tcpdf # chmod -R 0777 ./piwik/tmp/templates_c ./piwik/tmp/cache ./piwik/tmp/assets ./piwik/tmp/tcpdf
piwikiディレクトリの所有者変更 & 中身をapacheのドキュメントルートに移動します。
# chown -R apache:apache ./piwik # cp -ipR ./piwik/* /home/piwik.ドメイン名/htdocs
MySQL設定
piwikはデータベース(MySQL)を仕様するので、MySQLでpiwik専用DB(DB名:piwik)作成&ユーザ(ユーザ名:piwik)作成をしておきます。
※DB名、ユーザ名はお好きな名前でどうぞ。
MySQLにログイン後、下記コマンドでDB作成します。
> create database piwik;
作成したデータベースpiwikのみにテーブル作成とか更新とか全ての権限を持つ、ユーザpiwik作成します。このユーザはローカルホストからのみ接続可能なユーザとなっています。
> grant all on piwik.* to 'piwik'@'localhost' identified by 'パスワード';
これでpiwikインストールの準備は完了です。
インストール開始
自分で設定したWEBサーバにブラウザでアクセスすると、事前準備が上手く言っていれば下記画面が表示されるはずなので、次へをクリック。
動作環境確認
インストールするためのシステム確認が行われれ、piwikを動かすのに足りない設定、パッケージ等出してくれます(すばらしい!)。
私の場合、phpのmbstringとphp-xmlが足りなく、piwikインストールできるけど動かない機能があるかもよ、といわれたので、足りないやつをインストールしました。
また、mbstring.func_overload = 0も設定してねといわれたので、php.iniをいじって設定しました。
php周りいじったので、Apacheに反映させるためにApache再起動も実施してます。下記実施後、全部問題なしになったので次へをクリック
足りないパッケージインストール # yum -y install php-mbstring # yum -y install php-xml
・php.ini設定前後差分 # diff /etc/.backup/php.ini.20161010 /etc/php.ini 1586c1586 < ;mbstring.func_overload = 0 --- > mbstring.func_overload = 0 #
MySQLデータベース接続設定
ここでは、piwikで使用するMySQLの情報を入力します。 事前準備で作成した通りに入力し、次へをクリック。
無事接続できると、下記画面になります。次へをクリック。 接続できなかった場合はMySQL周り(ユーザ名/DB名/権限とか)を確認してみると良いかもです。 次はpiwikiログインユーザ設定なので、好きなユーザを作って次へをクリックし、解析するウェブサイトを指定します。
解析するウェブサイト指定
分析したいウェブサイトを設定し次へをクリック。
WEBサイト解析用JavaScriptトラッキングタグの確認
WEBサイト解析用JavaScriptトラッキングタグが表示されます。 これをpiwikではこれを自分のWEBサイトのhtmlとかに埋め込む必要があるそうです。 コピーしてどこか別の場所に保存とかしておき、次へをクリック。
インストール完了
これでインストール完了です。
あとは、WEBサイト解析用JavaScriptトラッキングタグをWEBサイトに埋め込んで、設定したログインユーザでpiwikにログインすれば終了です。
おわりに
普通のWEBサイトの場合、WEBサイト解析用JavaScriptトラッキングタグをWEBサイトに単純に埋め込むのですが、 私がアクセス解析したいサイトはWordPress製なので、WordPress側にもプラグインを入れる等設定が必要になってきます。
私は下記をサイト様を参考に実施しました。
全て手順どおり問題無く実施できましたので、WordPressサイトでpiwikによるアクセス解析をしたい方は上記サイト様を参考にすると、わかりやすいかと思います。
少し使ってみた感じ、デフォルトでアクセス数とかの横軸グラフを表示してくれたり、アクセス元の国を世界地図(日本地図にも拡大可能)で表示してくれたり(Cool!)、UIもある程度わかりやすいので、良い感じです。満足です。